「シーツ・オブ・サウンド」とは、ジョン・コールトレーン特有の音を手切れなく連続して敷き詰める演奏を指したもの。文字ではイメージしづらいので、ジョン・コルトレーン本人の演奏を聴いてみよう
演奏例1 :Giant Steps
冒頭25秒辺りから始まるサックス(ジョン・コルトレーン)の高速な連続音がシーツ・オブ・サウンドと呼ばれるもの。
演奏例2:MY FAVORITE THINGS
誰もが知るMY FAVORITE THINGSも、最初のゆったりとした演奏からは一転。
洪水のような演奏が始まるのは8分30秒あたりから。
だれが言い出した言葉なの?
この用語を作ったのは、楽評論家のアイラ・ギトラー。
アメリカの有名ジャズ専門誌「ダウン・ビート」において、音を敷き詰めたようなコルトレーンの演奏スタイルを「シーツ・オブ・サウンド」と形容したことが始まりでした。