ダイアル・セッションとは
ダイアル・セッションとは、アメリカのジャズ・レーベル「ダイアル」が録音をしたセッションの音源を指すジャズ用語。
特にSP盤が主流であった時代のものを指す。主流がLPに移り変わっていくに従ってアルバム名で呼ばれるようになったため、それ以降は「〜セッション」という表現はされていない。
ダイアルはモダン・ジャズの父と呼ばれるアルト・サックス奏者チャーリー・パーカーが全盛期に所属していたレーベルの1つであり、現代では「チャーリー・パーカーのダイアル・セッションが素晴らしい」などと表現される事が多い。
代表的なダイアル・セッション音源
チャーリー・パーカー・ストーリー・オン・ダイアル Vol.1/Vol.2
チャーリー・パーカーのダイアル・セッションの中でも名演のみをまとめた音源集。パーカー絶頂期の演奏そのものを楽しめる名盤。
ザ・チェイス/デクスター・ゴードン・オン・ダイアル
テナー・サックスの巨人デクスター・ゴードンの初期を録音したダイアル・セッション。表題にもなっている「ザ・チェイス」は、同じくテナー・サックス奏者ワーデル・グレイとの初録音。2本のテナー・サックスが繰り広げる白熱の演奏を楽しめる盤である。