Fly Me To The Moon – 人類が初めて月に持ち込んだジャズのスタンダード曲

Fly Me To The Moon – 人類が初めて月に持ち込んだジャズのスタンダード曲

人気アニメ映画「エヴァンゲリオン」のエンディング曲としても利用される「Fly Me To The Moon」は、ジャズのスタンダード曲。ぜひ聴いていただきたい。

基本情報

曲名 Fly Me To The Moon(日本語名:私を月に連れて行って)
発表年 1954年
作曲・作詞 作曲:バート・ハワード

原曲「In other words」作曲、現在の曲名をつけたのは別人

歌詞 あり
カバーアーティスト フランク・シナトラ、オスカー・ピーターソン、ケイ・バラード等
挿入作品 新世紀エヴァンゲリオン

曲にまつわるストーリー

1954年の発表時のタイトルは「In other words」で、4分の3拍子のアレンジの今知られている曲とはだいぶ違う曲。1956年にアメリカのポピュラー音楽の歌手「ジョニー・マティス」がこの曲を収録する際に初めて「Fly Me To The Moon」の題がつけられ、1962年、今の4分の4拍子のアレンジが生まれます。

 

この曲を有名にしたのはフランク・シナトラ。彼がこの曲をカバーした1964年、アメリカはアポロ計画の真っ只中。「Fly Me To The Moon」、つまり「私を月に連れて行って」は国民のアポロ計画への期待をぴったりと表した曲でした。フランク・シナトラのカバーで人に知られ、アポロ計画もあいまって、各所で使われるようになり、爆発的なヒットを起こしたそうです。フランク・シナトラの録音テープは、アポロ10号と11号に積み込まれ、人類が月に持っていった最初の曲となりました。

 

カバーを聴く

フランク・シナトラ(ヴォーカル付き)

Fly my to the moonの大ヒットを起こした有名歌手

ケイ・バラード(ヴォーカル付き)

「In Other Words」と呼ばれていた時代のオリジナルアーティスト

オスカー・ピーターソン(インスト)

インスト演奏の中でも特に有名なピアノアレンジ

 

この曲が挿入歌として使われている新世紀エヴァンゲリオン各タイトルが、AmazonPrimeビデオで配信中。まだの方はチェック。

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